岩手県立農業試験場
1988 年 1988 巻 39 号 p. 71-73
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イネ紋枯病の発生経過の違いによる収量・品質への影響について検討した。出穂直前から直線的に病勢が進展する, いわゆる前期進展型の発生経過と比較して, 登熟後期にのみ病勢が急激に進展する後期進展型の発生経過では, 登熟歩合, 千粒重, 精玄米重の低下率が低く, 完全米の割合も高い傾向が認められた。このことから, 最近目立っている8月下旬以降に病勢が進展する後期進展型の多発生では, 最終的な発病程度が高い割に収量への影響は比較的軽いと推察された。
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