北日本病害虫研究会報
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オウトウでのショウジョウバエの発生生態
(I) ショウジョウバエの種類と発生消長
佐々木 正剛阿部 憲義
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1993 年 1993 巻 44 号 p. 169-171

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抄録

清酒5対蜂蜜1の混合液を誘引源とした食餌トラップを用いて, オウトウ園で発生するショウジョウバエの種類と発生消長を調査した。トラップに捕獲された主なショウジョウバエは, ショウジョウバエ属 (Drosophila) のオウトウショウジョウバエ (D.suzukii), ニセオウトウショウジョウバエ (D.pulchrella), キイロショウジョウバエ (D.melanogaster) など3亜属10種であった。D.suzukiiは5月上旬より捕獲され, 7月に急増し, 8月には一時減少したが, 9月に再び増加する二山型の発生がみられた。近縁のD.pulchrellaの捕獲開始時期は6月中旬と約30日遅く, 捕獲数はかなり少なかった。
電顕観察により, D.suzukiiの導卵突起葉片上の歯列の下縁歯の形状が左右で異なることが明らかになった。

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