北日本病害虫研究会報
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クロスズメバチに対するピレスロイド系殺虫剤の効果試験
山下 伸夫早川 博文
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1995 年 1995 巻 46 号 p. 187-189

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抄録

スプレータイプのハチ用防除剤A (有効成分d-d-T80プラレトリン), B (同エトフェンプロヅクス), および家庭用殺虫剤C (同d-T80-フタルスリンとd-T80-レスメトリンの混合) のクロスズメバチに対する殺虫効果を試験した。噴射処理1分後においては, A剤は大部分の個体を死亡させたが, B, C剤はノックダウンのみで死亡は起こさなかった。各薬剤の死亡個体率とノックダウン個体率をあわせた実効死亡個体率は, A剤, C剤, B剤の順で高かった。A剤では, B, C剤に比べ噴射時間の短縮や噴射距離を長くすることによる殺虫効果の低下が小さかった。

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