日本航空宇宙学会誌
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非定常空気力学の実験技術(<特集>先進的空力技術 第2部:流れの制御と実験・計測 第23回)
川添 博光
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2013 年 61 巻 12 号 p. 397-403

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抄録

実験技術や数値シミュレーション技術など科学技術の飛躍的な進歩により,これまでほとんど手つかずの未解明なまた複雑な現象に対してその解析が可能になってきた.航空機のピッチングやローリング,さらにダッチロールといった非定常運動時の動的な空力特性もその1つである.すなわち,非定常飛行時の瞬時の空力特性は,気流に対するその状態の静的なものとは異なるはずである.それはこれまでの過去の運動履歴を継承した流れの状況が形成され,その影響が空力特性に包含されるためである.本稿では,主として著者がこれまでに行ってきた非定常空力に関連する実験技術を取り上げ紹介する.ロボットを使って非定常運動する供試モデルの風洞試験技術,フリーフライトする航空機モデルの空力解析技術,また少し変わったところで,重力方向の気流を利用した実験例について紹介する.

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© 2013 一般社団法人 日本航空宇宙学会
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