日本航空宇宙学会誌
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高精度測位実験システム時刻管理系の概要と成果(<特集>準天頂衛星初号機「みちびき」 第7回)
高橋 靖宏雨谷 純藤枝 美穂中村 真帆ホビガー トーマス後藤 忠広市川 隆一浜 真一小暮 聡岸本 統久
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2013 年 61 巻 12 号 p. 404-410

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抄録

準天頂衛星システム(QZSS)は,準天頂軌道に複数の準天頂衛星(QZS)を周回させ,日本上空に常時1機以上の衛星を配置するシステムである.その高精度測位実験システムはGPS測位の補強・補完の実証実験を実施しており,その研究開発は2003年度から文部科学省,国土交通省,経済産業省,及び総務省,並びにその研究機関で分担して行われてきた.情報通信研究機構(NICT)は準天頂衛星システム時刻管理系の研究開発を担当し,その搭載系である基準時刻管理部(TTS)及び地上系である時刻制御局(TMS),及びモニタ局時刻管理部の整備を行い,実験に供された.NICTでは準天頂衛星初号機「みちびき」(QZS-1)の定常段階移行後から,2012年3月まで時刻管理系技術実証実験を実施し,2012年度からは一部項目について,引き続き宇宙航空研究開発機構(JAXA)へのデータ伝送を実施している.本稿では,高精度測位実験システム時刻管理系の概要を紹介し,時刻管理系の技術実証の成果について報告する.

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© 2013 一般社団法人 日本航空宇宙学会
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