日本航空宇宙学会誌
Online ISSN : 2424-1369
Print ISSN : 0021-4663
特集 極超音速・超音速空力減速装置 第4回
宇宙船用パラシュートの数値解析と圧縮性領域への拡張
滝沢 研二Tayfun E. TEZDUYAR金井 太郎
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2017 年 65 巻 9 号 p. 280-283

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抄録

宇宙船用の大型パラシュートの解析は,space-time(ST)法によって信頼できるレベルに達している.大型パラシュート解析は,数値解析において最も難しい課題の一つと言え,その難しさの理由の主なものは,パラシュート自身の大きさに起因している.リングセールパラシュートは,数百の隙間を有し,複雑な形状となることもその一つである.さらに,一部のセールを取り除き,“窓”を作るなど,デザインの柔軟さも解析側からは,難しい点となっている.また,クラスターパラシュートの接触,オープニングステージのリーフィング,その後,段階的に開くという使用コンディションも複雑である.圧縮性領域でのパラシュート解析は,さらなる難しさを加える.パラシュート表面の多孔性そして,複雑形状時の狭い隙間の作る幾何学的多孔性をモデリングすることもその一つである.本記事では,ST法における,多孔性モデルの扱いについても言及する.

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© 2017 一般社団法人 日本航空宇宙学会
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