59 巻 (2009) 4 号 p. 345-350
【背景・目的】 妊婦や母親への禁煙支援及び乳幼児の受動喫煙防止を検討するため, 妊娠期から育児期の母親の喫煙状況を, 明らかにすること. 【方 法】 A市の, 2006年4 ~11月の乳幼児健診 (4か月~ 3歳半) 対象児の母親全て (2,849人) に, 自記式質問紙を郵送し, 同意者から回収した. 【結 果】 50.3%有効回答を得た. 母親の喫煙者は, 12.8%であった. 妊娠期における喫煙状況は, 喫煙者46.7%, 禁煙者51.1%であった. ロジステック回帰分析の結果「同居家族の子どもの前での喫煙」「1日の喫煙本数」「喫煙開始年齢」「子どもの年齢」の4項目と母親の子どもの前での喫煙において, 有意な関連が認められた. 【結 論】 51.1%が出産後の再喫煙者であった. 母親の子どもの前での喫煙において, 「同居家族の子どもの前での喫煙」「1日の喫煙本数」「喫煙開始年齢」「子どもの年齢」の4項目に有意な関連が認められた.