北関東医学
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症例報告
手術および保存的治療を選択した十二指腸憩室穿孔の3例
江原 玄竹内 悠二中川 真理福島 登茂子竹内 瑞葵野田 大地大谷 泰介松尾 亮太
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2019 年 69 巻 2 号 p. 153-158

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抄録

十二指腸憩室は無症状のまま経過する場合が多く,穿孔することは比較的稀である.当院で3例の十二指腸憩室穿孔を経験し,手術治療および保存的治療を行ったため,経過を報告する.症例は全例腹痛を主訴に来院し,腹部CT検査で十二指腸憩室穿孔と診断した.手術治療をした2症例は憩室切除および全層縫合し,Witzel法で経胃的に十二指腸減圧チューブを留置した.症例3は傍十二指腸乳頭憩室穿孔のため,手術侵襲は過大であると判断し,抗菌薬と経鼻胃管による十二指腸内減圧を併せて保存的治療を選択した.

十二指腸憩室穿孔の治療に明確な基準は無いが手術治療が基本である.一方,近年ではCT検査による画像診断が進んだ結果,早期診断と早期治療が可能となり,保存的治療が奏功する例も散見する.当院での治療経験と若干の文献的考察を加え報告する.

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