北関東医学
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重度のBPSDをもつ患者に対するアクションプラン
- 包括的BPSDケアシステム®の実践研究 -
小池 彩乃内田 陽子鈴木 峰子津金澤 理恵子
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2020 年 70 巻 2 号 p. 131-141

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抄録

【目 的】 認知症の行動・心理症状(Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia: BPSD)が重度の患者を対象に包括的BPSDケアシステム®(以下システム)を実施し,その有効性を評価する.

【対象と方法】 対象者は急性期治療を担うC病院の入院患者であり,認知症高齢者の日常生活自立度Ⅲ以上,NPI-Qが10点以上,研究の同意を得た10名とした.対象者にシステムを実施した.評価は入院時,介入後1・3・5週間の時点で行った.BPSDはNPI-Qで評価を行った.

【結 果】 対象者10名の入院時NPI-Q重症度得点は13.5±2.1点から入院1週間後は8.7±5.6点と有意に改善した(p=0.027).10名中7名が3週間以内に退院,転院できた.

【結 語】 重度のBPSDをもつ患者には,包括的BPSDケアシステム®における個別アクションプランが必要であることが示唆された.

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© © 2020, 北関東医学会
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