北関東医学
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未治療糖尿病のため頬粘膜小外傷から生じた頬部蜂窩織炎の1例
高野 淳志茂木 健司笹岡 邦典狩野 証夫斎藤 忠今井 正之中曽根 良樹星野 慶子根岸 明秀
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2001 年 51 巻 5 号 p. 325-329

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抄録

今回我々は, 未治療糖尿病のために, 爪楊枝によるほんの些細な外傷により, 重篤な頬部蜂窩織炎を生じた1症例を経験したので報告する.患者は64歳男性.未治療の糖尿病があり, 爪楊枝により頬粘膜に些細な外傷を受傷.炎症は同部より始まり, 下唇, 口底, 顎下部に急速に広がった.患者は, 切開排膿に続き抗生剤による化学療法, 糖尿病の治療を受けた.
今回の報告は, 未治療糖尿病患者の感染症の臨床的症状と治療を示唆する.

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