高分子
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重水素化およびNMRによる重合機構の研究
吉野 常夫
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17 巻 (1968) 3 号 p. 214-221

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抄録

NMRは高分子構造や重合の研究に有用な手段であり,現在広く用いられている。部分的に重水素化したポリマーを用いるとNMRの有用性がはるかに大きくなることが,この総説によって読者はおわかりになると思う。重水素化とNMRを組み合わせたこの方法は,こみいった理論やむずかしい数学を必要とせず, 一般化学の心得があれば容易に理解し, また活用することができる。この総説の読者は,上記の方法を用いて得られた結果だけでなくこの方法の具体的な適用のしかたも知ることができる。この方法の一つの特徴は確実な結果が得られることであって,とかくはっきりした結論を得にくい重合機溝の研究の場合に効果が著しい。この総説には構造の研究を通して行なった重合の研究が述べてあるので,構造に興味がある方にも参考になると思う。

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© 社団法人 高分子学会
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