高分子
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タンパク質の化学合成はどこまで進んでいるか
脇 道典泉屋 信夫
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22 巻 (1973) 1 号 p. 12-16

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抄録

生命現象にかかわる遺伝子( D N A ) や酵素タンパク質を人間の手で自由につくることはできないものであろうか? いやつくってみたいものだという人類の一つの夢は,少しずつ現実のものになりつつある。ここでは生物活性タンパク質(高分子ホルモンや酵素)の化学合成について話を進めてみたい。そしてdu Vigneaudの子宮収縮作用をもつオキシトシン(アミノ酸数,n=9)合成に始まった生物活性ペプチド合成がどのような経過を経て,Merrifieldの活性を持つリボ核酸分解酵素(n=124)合成に至ったかの経緯を,またペプチド合成法の現状分析を通して現時点でのタンパク合成法の不完全さをいかに克服し,純粋タンパク質の化学合成に近づけるかについて述べることにする。

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© 社団法人 高分子学会
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