高分子
Online ISSN : 2185-9825
Print ISSN : 0454-1138
ISSN-L : 0454-1138
配位触媒の構造と規則性制御
古川 淳二
著者情報
ジャーナル フリー

1973 年 22 巻 3 号 p. 122-130

詳細
抄録

配位触媒による重合では, 立体規則性, シスートランス規則性のほか共重合の規則性なども制御できるようになってきた。触媒への配位とそれによるポリマー末端や配位モノマーの反応性,極性,立体障害の変化が重要である。また,触媒の配位座が制限されて, ジエン末端のπ-アリルとモノマーのシス配位が交互に起こり, ジエンとα - オレフィンの交互重合が可能になった。統計論的にはベルヌーイ型とマルコフ鎖型とがある。

著者関連情報
© 社団法人 高分子学会
前の記事 次の記事
feedback
Top