日本鉱物学会年会講演要旨集
日本鉱物学会2005年度年会
セッションID: K2-05
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合成(Si,Ge)-タルク、ジャモン石、リョクデイ石のFTIRスペクトル
*石田 清隆
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抄録

O-H変角振動バンドの帰属決定を主たる目的に、Talc, Serpentine, Chlorite3種の3八面体型層状珪酸塩鉱物を合成し、それらのFTIRスペクトルを測定した。それぞれの重水素置換体も併せて検討した。TalcとSerpentine は、端成分を含めた四面体(Si,Ge)の連続固溶体が合成できた。四面体が(Si,Al)からなるChloriteの合成はSi2.8Al1.2の組成のもののみ成功した。一方、Geで置換したChloriteは、Ge4Al0の端成分を除いたGe2Al2~ Ge3.5Al0.5まで容易に合成できた。

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© 2005 日本鉱物科学会
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