交通科学
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大学生が考える公共交通がつなぐ地域再生プロジェクト -能勢電鉄沿線をフィールドとしたPBL講義について-
辻 寛
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2020 年 50 巻 1 号 p. 10-17

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抄録

本稿は,大阪大学COデザインセンターが開講するプロジェクトベースドラーニング手法の講義「協働術E(地域再生プロジェクト)」の取り組みとこれからの試みをまとめることを通して,公共交通の利用促進と地域の再生を包括的に取り組む一つの方法に関して示唆を与えることを目的とする. 本講義は,兵庫県川西市を中心に営業されている能勢電鉄とその沿線地域をフィールドし,2013年より6年間に渡り,公共交通の利用促進と地域再生に関わるプロジェクトを19件提案している.しかしながら,それらのプロジェクトを主体的に運営する組織が不確かなことが課題として残り,いまだプロジェクトの実践にはつながっていない.そこで,今年度は,それらを実践するための組織(学生ベンチャー企業)を創設することにより現状の打開を図る提案をした.学生ベンチャー企業は合同会社としての登記手続きをお申請しているが,まだ発足したばかりなので,具体的な活動やこれから直面する様々な課題については明らかではない.ゆえに今後継続的に観察していく必要がある.

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© 2020 一般社団法人 交通科学研究会
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