2011 巻 (2011) 62 号 p. 67-75
太平洋協力研究と太平洋貿易開発会議(PAFTAD)の創設は小島先生が国際的に研究先導を果たされた分野であり,それは太平洋経済協力フォーラム(PECC)を経て,アジア太平洋全域をカバーする政府間の経済協力組織であるアジア太平洋経済協力会議(APEC)につながった。今年は日本が,1995年大阪に続いて2回目の開催国となる。APECは20年を経て,ボゴール中間目標年を迎え,ボゴール目標後に向けて新しいスタートを切る。
私のような隠居が出るまでも無いと考えたのですが,小島先生特別セッションの企画とAPEC日本2010とが重なったことから,アジア太平洋協力の経緯を若い学会員に伝えたい。