立命館大学
2018 年 69 巻 p. 67-102
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本稿の課題は, 「リカード・マルクス型」と名付けられた新しい貿易理論のフレームワークを提示することにある。これは, 固定的技術係数をもつ3部門投入産出型モデルで, 労働力と天然資源のみを本源的生産要素とする。従来の貿易論と異なり, 資本主義貿易国は一般的に, 資本集約的部門に比較優位を持たない限り, 貿易によって利潤率を高めることができず, したがって特化を進めることもないことが結論付けられている。
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