小学校体育において,タブレット端末でのゲームアプリを活用してゴール型ボール運動の授業を実践し,ホワイトボードの作戦板を活用した授業と比較して,動きのイメージ化や動き方の理解にゲームアプリが有効であるかを検証した。児童向け意識調査等を分析した結果,動きや作戦の理解や教え合い等に関する項目でゲームアプリが有意に高い結果であった。本実践において,ゲームアプリの活用が,ゲームでの動きを可視化させることができ,動きや作戦への理解を高め,グループでの教え合いを促進することを明らかにした。今後は,検証する学級や種目を増やして,ゲームアプリの有効性をさらに検証する予定である。