2021 年 51 巻 p. 97-100
多くの学校ではコロナ等感染症対応の一環として,職員及び生徒に毎日の検温や健康観察を実施している。生徒の検温や健康観察については健康観察表のような紙で行われている学校が多く,教員の負担増やペーパレス化が進んでいないという課題はあるが,手法や運用における情報共有は十分にされていない。2021年になって検温アプリやサービスが増えてきた印象はあるが,広く浸透もしていない。そこで本研究では,Google Workspaceを用いた検温及び健康観察システムの開発を行い,入力率向上の工夫を考察した。この手法は,学校現場における様々な提出物の管理にも応用可能であり,教員の集計業務の効率化向上が期待できる。