抄録
情報社会においてはリテラシーが大きく変容する。第一に、識字・書字から解釈・表現へと「深化」する。第二に、文字モードに加え、画像・映像・音像モードまで「拡張」する。第三に、「メディア操作スキル」「メディアリテラシー」「情報リテラシー」へと「多様化」する。また、「情報リテラシー」の中核である「検索」「探索」能力は、重要な思考法として対比されるが、学生に修得させるための課題プロジェクトを実践すると、それぞれの課題・問題が浮かび上がってくる。情報リテラシー教育は、機器の操作スキル教育と明確に区別して、進展させなければならない。