蚕糸・昆虫農業技術研究所
1998 年 67 巻 1 号 p. 57-64
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クワ暗斑病菌 (Myrothecium roridum) は, クワの葉に褐変を生じさせる毒性成分を培地中だけでなく感染葉中でも生産する。この毒性成分は分生子の感染率を高め, 病斑形成時には菌糸侵入に先行して健全部に移行し, 病斑拡大に関与していた。また, 菌株間において, 病原力と本毒性成分の生産量には相関関係が認められた。以上のことから, 本毒性成分は本菌の病原因子として位置付けられると推察した。
蚕糸・昆虫バイオテック
Journal of Insect Biotechnology and Sericology
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