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高分子論文集
Vol. 68 (2011) No. 5 P 223-231

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http://doi.org/10.1295/koron.68.223

総合論文

本報では,筆者らが最近開発した,有機触媒を用いた二種類のリビングラジカル重合を紹介する.それらは,それぞれ,可逆的連鎖移動機構,および,可逆的錯体形成機構という新しい可逆的活性化機構に基づく.機能性モノマーを含む,スチレン類,メタクリレート類,アクリロニトリルの単独重合およびランダム・ブロック共重合で,分子量分布のせまい高分子が得られている.触媒には,ゲルマニウム,リン,窒素,酸素,あるいは炭素を中心元素とする有機分子を用いる.触媒は,高活性で,低毒性で,安価で,取り扱いが容易である特色を有する.本報では,重合の背景,性能,および,反応速度論的特徴を概説する.

Copyright © 2011 公益社団法人 高分子学会

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