高分子論文集
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総合論文
末端修飾と高分子間相互作用を利用したポリ乳酸系材料の創製
カン 凱網代 広治明石 満
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2018 年 75 巻 1 号 p. 9-22

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抄録

ポリ乳酸は,生分解性高分子の一つであり,環境材料および医用材料の利用のためにさまざまな研究開発がされている.本報では,ポリ乳酸末端を機能性官能基で修飾する手法,あるいはポリ乳酸主鎖の相互作用に基づくステレオコンプレックス化を利用する手法により,付加的な機能性を導入した高分子材料の設計を行った.ポリ乳酸の末端修飾では,目的に応じた官能基を導入することで,耐熱性,抗菌性,ナノ構造制御などの機能性を付与することを可能にした.また,ステレオコンプレックス化という高分子間相互作用を,対向する二つの界面を用いた接着および剥離制御の利用として試みた.以上の付加的な機能性は,医用材料の用途展開の上で有用である.

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© 2018 公益社団法人 高分子学会
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