高分子論文集
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原著論文
ラクチドとε-カプロラクトンからなるステレオブロック共重合体の合成とその性質
中山 祐正宇野 智仁塩野 毅白浜 博幸
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2019 年 76 巻 1 号 p. 61-67

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抄録

l-ラクチド(LLA)とε-カプロラクトン(CL)を重合後,引き続きd-ラクチド(DLA)とCLの重合をSn(Oct)2存在下に行い,ステレオブロック共重合体(Poly(LLA-r-CL)-b-Poly(DLA-r-CL))を合成した.Poly(LLA-r-CL)とPoly(DLA-r-CL)のブレンド体は二つの融点を示し,ホモ結晶を含むのに対して,Poly(LLA-r-CL)-b-Poly(DLA-r-CL)は選択的にステレオコンプレックス結晶を形成することが示された.得られたポリマーの機械的性質を評価したところ,Poly(LLA-r-CL)-b-Poly(DLA-r-CL)は高い破断伸度を示すことが明らかになった.Poly(LLA-r-CL)-b-Poly(DLA-r-CL)はPLLAやPoly(LLA-r-CL)と比較して低い酵素分解性を示した.

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© 2019 公益社団法人 高分子学会
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