高分子論文集
Online ISSN : 1881-5685
Print ISSN : 0386-2186
DNA二重鎖の高い安定性と直交性をもつ疑似塩基対の開発
樫田 啓浅沼 浩之
著者情報
ジャーナル 認証あり 早期公開

論文ID: 2017-0009

詳細
PDFをダウンロード (1041K) 発行機関連絡先
抄録

天然核酸塩基は高い二重鎖安定性と直交性という化学的に魅力的な性質をもつ.この天然塩基対に代わる新たな塩基対を開発することができれば,天然がもちえない機能をもった核酸材料の開発が可能となる.筆者らは非環状骨格であるD-threoninolに着目し,これを介した疑似塩基対の開発を行ってきた.また,疑似塩基対の化学構造が天然塩基対とまったく異なるにもかかわらず二重鎖の安定化と直交性という天然塩基対の化学的機能を模倣できることを明らかにした.本報ではとくに疑似塩基対の安定性に焦点を当て,筆者らの最近の研究成果と今後の展望について概説する.

著者関連情報
© 2017 公益社団法人 高分子学会

閲覧履歴
feedback
Top