共軸円筒回転型粘度計を試作し, ナイロン6の溶融粘度と分子量および温度との関係につき検討を加えた。ナイロン6ではポリマー中の水溶性成分が粘度に大きい影響を与えるため, 分子量と粘度との関係を求めるには, 水溶性成分の影響を排除しなければならない。まず水溶性成分含有率と粘度との関係を実験的に求め, 水溶性成分が0のときの粘度と分子量との関係を得た。上の結果を総合することにより, 水溶性成分を含む実際の溶融ポリマーに対し, その粘度を分子量と, 水溶性成分含有率の函数として表わす一般的な関係を得た。なおここに得た粘度の分子量依存性と, 以前の研究者達によるそれとの関係, 分子量分布の粘度に対する影響について考察した。