13 巻 (1956) 139 号 p. 484-490
織物の皺の測定には古くからいろいろの方法が考えられているが, 皺の因子があまりにも多いのでなかなか困難をきわめているのが実状である。現在まで, 防皺性を測定する目安として, 2つに折りたたんだ布に荷重を掛け除重後の角を測定することが採用されている。しかし, この方法でさえも, 簡単に計られないで, Monsanto type Crease Testerの方式が自重による影響が比較的少ないので割合優れている。けれども, この方式も造皺部と皺角測定部とが連続してないので, 手またはピンセットを用いて移動させねばならない不便がある。そこでこのような人為的な影響をできるだけ少なくして, 自然のままの状態でしもきわめて簡易の方法で測定できるようにMonsanto type Crease Testerの1つであるKS. Crease Testerを改良試作し, 2, 3の平織の織物について実験を行い, その防皺性について力学的考察を行った。