高分子化學
Online ISSN : 1884-8079
Print ISSN : 0023-2556
ポリビニルアルコールの膨潤に関する研究
第8報重合度を異にする完全鹸化ポリビニルアルコール皮膜の膨潤
曾根 康夫桜田 一郎
著者情報
ジャーナル フリー

14 巻 (1957) 143 号 p. 145-150

詳細
PDFをダウンロード (937K) 発行機関連絡先
抄録

平均重合度140, 310, 500, 1120, 1683, 2042, 2570, 3631の8個の完全鹸化分別ポリビニルアルコールを原料として同一方法で皮膜をつくり, 40, 80, 120, 160, 200, 220℃ で各10分間熱処理し, このような皮膜について30℃ の水に対する膨潤度, 溶解度, 比重結晶化度を求めた。比較的低温で熱処理した場合には膨潤度, 溶解度, 比重の重合度依存性はP=500くらいまでは明瞭であるがそれ以上では認められない。結晶化度は200℃ 以下の温度で熱処理した場合は全重合度範囲について重合度の依存性がない。平均重合度500以上の皮膜の膨潤度と結晶化度の関係はPVAの重合度や熱処理温度と無関係に1本の曲線で示される。また皮膜の比重と結晶化度の関係はPVAの重合度や熱処理温度に無関係に一直線で示され, 先にわれわれが報告した結果と一致する。

著者関連情報
© 社団法人 高分子学会
前の記事 次の記事

閲覧履歴
前身誌

合成繊維研究

後続誌

高分子論文集

feedback
Top