16 巻 (1959) 170 号 p. 369-375
フェノールボラック-ヘキサミン混合樹脂を加熱したものについて, 流れ性とエタノール可溶分を求めた。その結果, 加熱樹脂は樹脂中は不溶樹脂が生成しても, ある範囲までは加熱加圧下で単純流動を示すから粘度を求めることができる。この粘度は加熱樹脂中に不溶樹脂が生成しないうちはほとんど一定であるが, 不溶樹脂の生成に伴って上昇する。なお加熱樹脂中に含まれる可溶樹脂はほぼ一定の流れ性を示し, その値は加熱しないノボラックとほとんど同一であるが, 不溶樹脂は加熱条件に関係なく, 高温高圧下でさえも流れ性を示さないことがわかった。