17 巻 (1960) 182 号 p. 364-366
過硫酸-S35-カリウムを合成し, それを重合開始剤としてアクリロニトリルの水系重合を60℃で行ない, 重合体に含有されるS35の放射能を測定して, 重合体に結合した開始剤残基の量を求めた。重合体の数平均分子量を粘度測定により求めて, 重合体分子に結合した開始剤残基が約1個であることを認めた。重合速度が開始剤濃度の0. 65次に比例することから, 重合停止が2分子停止反応を主とすることがわかるが, この停止反応は主として不均等停止反応であることが, この結果から導びかれる。