20 巻 (1963) 213 号 p. 11-16
塩化メチレンー水系の界面重縮合で得たポリカーボネート (以下PCと略) を, 塩化メチレンを溶媒にn-ヘプタンを沈殿剤に用い常法に従って逐次分別沈殿を行なって分子量分布曲線を得た。分子量の決定は粘度法によった。実験の範囲で得られたPCは分布の幅が狭く, たとえばポリエチレンテレフタレートのMw Mnの1.85に対し約1.2であった。また重縮合の条件により縮合過程中の乳化状態がくずれるとポリマーの均一な生長が妨げられ分布の山が二つ生ずることを見出した。さらに沈殿剤として従来使用されているメタノールは, 長時間の接触でアルコール分解を引き起こすおそれがあり, 好ましくないことがわかった。