高分子化學
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〔42〕 メタクリルアミドの転移アニオン重合
中山 博之山沢 雄三東村 敏延岡村 誠三
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24 巻 (1967) 264 号 p. 296-301

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抄録

メタクリルアミドの塩基性触媒による転位重合の挙動を検討し, アクリルアミドの場合と比較した。その結果次の三つの点が明らかとなった。1) モノマーの反応速度はアクリルアミドの場合よりもかなり小さく, メタクリルアミドの反応性は小さいものと考えられる。2) メタクリルアミドでは重付加的な分子間プロトン転位反応が起こりやすく, アクリルアミドの場合には連鎖重合的な分子内転位反応が起こる無極性溶媒であるトルエン中でも重付加的反応が起こった。3) sec-BuONaを触媒として, ピリジン, DMF, ニトロベンゼンのような極性溶媒中で重合を行なうと, アクリルアミドの場合には起こらなかったモノマーおよびポリマーのアミド基の分解反応が起こった。

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