25 巻 (1968) 279 号 p. 477-480
ポリ-L-グルタミン酸 (PGA) 水溶液の機械的変性と水溶液中ての立体構造との関係を旋光分散の測定から調べた。その結果, PGAはhelix部分を80-90%含んだα一helix構造をもつときにずり応力 “α 加えられると, β 構造となって析出してくるものと考えられ, 前報 (第6報) の結果とよ” く一致した。20-60°Cの範囲で粘度と旋光分散の測定を行ない, 高温になるほどhelix部分は減少することを認めた。また, PGAのフィルムについてIRスペクトルを測定しpH4.0のPGA水溶液より, 風乾によって得たフィルムは, α-helix構造であり, 同じpHで80°Cて乾燥したものは部分的にβ 構造に転移していることα わかった。