26 巻 (1969) 287 号 p. 209-216
ナイロン6繊維に活性基を導入するために, 市販のナイロン6繊維を水中, またはメタノールで, ホルムアルデヒドと塩酸またはリン酸を触媒としてオキシメチル化し, これの強度物性を調べ加熱, による反応性を検討した。反応生成物の収量はオキシメチル化度%(HM) の増大とともに一般に減少した。最大のHM, 収量を得るための条件はpH0.9, 温度60℃, リン酸触媒, メタノール媒体, 3時間反応で, そのときHM 59%, 収量90%であった。HM 40%以上では繊維はくっつきあい約20%を境, HMにして強伸度は大きく変化した。また, 熱処理すると反応生成物の全結合ホルムアルデヒドおよびメトキシメチル形ホルムアルデヒドはかなり減少し, これが加熱によって反応活性であることを示した。