高分子化學
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〔6~7〕イオン橋かけポリスチレンの研究
第4報 「くもり」の発生に関する考察
井手 文雄児玉 恒雄長谷川 章山本 修
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27 巻 (1970) 297 号 p. 55-57

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抄録

スチレン・メタクリル酸の懸濁共重合物は乳化共重合物比ベてくもりが強く発生するこの原因を追求するため, 乳化, 懸濁, 塊状重合の重合挙動を比較検討した。塊状重合では乳化懸濁重合に比べて重合初期にメタクリル酸が多く入る傾向が認められた。しかし, 油層のみに着目してみるとモノマー組成ーポリマー組成はいずれの重合法でも等しい。懸濁, 塊状, 重合では [η] の重合率依存性が大きく乳化重合では小さい。このことは前者からのポリマー重合度分布が広く, 後者のそれは狭いことを意味する。すなわち, 懸濁重合でのくもりは重合度分布の影響と共重合体構造の不均一性の累積効果に基くと考えられる。

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