高分子化學
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〔92〕 電荷移動錯合体から生成する活性種による重合
第8報 N-ビニルピロリドンとメタクリル酸メチルの熱共重合
田村 肇田中 誠村田 二郎
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27 巻 (1970) 306 号 p. 736-740

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抄録

N-ビニルピロリドンとメタクリル酸メチルの重合が空気中において開始剤なしで熱的に誘起されることを見出した。真空中では全く重合せず, またN-ビニルピロリドンあるいはメタクリル酸メチル単独でも重合せず, これらの両成分と酸素とが重合開始種生成に必要であることがわかった。これら二元系の単量体反応性比として次の値を得た。
r1 (MMA) =4.6±0.4, r2 (VPD) =0.02±0.02
一方, これらの二元系に塩化亜鉛を添加して重合を行なうと空気中, 真空中いずれにおいても重合が誘起され, 重合速度が著しく加速されることがわかった。塩化亜鉛添加時の単量体反応性比は次のようになった。
r1 (MMA) =1.6±0.8, r2 (VPD) =0.6±0.9

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