28 巻 (1971) 310 号 p. 143-151
アクリル酸 (PA), メタクリル酸 (PMA) およびクロトン酸プロパルギル (PC) の重合を, アゾピスイソブチロニトリル (AIBN) を開始剤として行なった. 60℃でPAおよびPMAのベンゼン溶液重合を行なった結果, 重合初期の速度式として, Rp=k [AIBN] 0.8 [M] 1.6を得た. また相手モノマーとしてスチレン (St), メタクリル酸メチル (MMA) およびアクリロニトリル (AN) との共重合では, 単量体中のPA, PMAおよびPCのモル分率が増加するに従って, 重合速度が急激に低下するのを見い出した. 単量体の反応性比は60℃において次のように求められたPA-St [M1]: r1=0.45, r2=0.24, PMA-St [M1]: r1=0.30, r2=0.45, PA-MMA [M1]: r1=1.12, r2=0.05, PMA-MMA [M1]: r1=0.96, r2=0.79, PA-AN [M1]: r1=0.95, r2=1.49, PMAAN [M1]: r1=0.15, r2=1.75, PC-St [M1]: r1=3.42, r2=0.00.