28 巻 (1971) 310 号 p. 161-166
市販高圧法ポリエチレンの代表的な銘柄の分子量分布の広さを光散乱測定結果から算出される種々の平均分子量 (Mw, zimm, Mw, dis, M180 or min) の比較から推定し, さらにいくつか銘柄について分別抽出法およびGPC法で分子量分布を求めた. 高圧法ポリエチレンは銘柄により分子構造が異なるので, 分子量分布を [η] の分布として表わすことは適当でない. 分別フラクションの分子量を光散乱法で求めた結果, チューブラー製品の分子量分布は同一MIのベッセル製品に比べて低分子量部分の量が多く, 分布は全体的に低分子量側に寄り, 分布幅は狭いという一般的特徴が認められた. また, チューブラー製品はMw, zimmが大きく, ミクロゲル (巨大分子) を多く含む傾向が認められた.