28 巻 (1971) 312 号 p. 348-354
アイソタクチックポリプロピレンのカラム分別に用いられる溶媒および非溶媒の系内で, その白濁点を測定した. 白濁点は2成分系における液-液平衡系と同様な挙動を示し, 白濁点の分子量依存性はFloryの2成分系における臨界温度に適用される式が見かけ上成立した. また, 160℃で白濁点を示す溶媒濃度は非溶媒をブチルカルビトールとした場合, 溶媒の溶解性パラメーターの順序に配列した. このようなことから, 上記3成分系は近似的にはポリマーと溶媒の系に希釈剤としての非溶媒が加わった系と考えられる.
最後に白濁点とカラム分別との関連性について考察を行なった.