高分子化學
Online ISSN : 1884-8079
Print ISSN : 0023-2556
アクロレイン共重合体
第4報アクロレインーアクリル酸エチル共重合体の橋かけ反応およびその劣化
小林 重一木下 泰男井手 文雄中塚 和夫
著者情報
ジャーナル フリー

28 巻 (1971) 313 号 p. 437-443,457

詳細
PDFをダウンロード (1179K) 発行機関連絡先
抄録

アクロレインーアクリル酸エチル共重合体の橋かけ反応について研究した。橋かけ反応は酸性下で進行し, 橋かけ剤として多価アルコール, 尿素, メラミン誘導体, ジアミン類が有効であるが, 特に尿素およびメラミン誘導体が効果的であった。橋かけ体の劣化反応についての研究の結果, アルデヒド基による自己橋かけ結合は熱に対してかなり不安定であるが, 尿素で橋かけしたものは安定である。しかし, 紫外線による劣化反応では共重合体の主鎖の切断のため尿素橋かけしたものでも効果がなく, 紫外線安定剤を添加する必要のあることがわかった。アルカリによる劣化反応では同じ橋かけ密度の場合共重合体中のアクロレイン含量の多いものほど膨潤しやすく不安定であった。

著者関連情報
© 社団法人 高分子学会
前の記事 次の記事

閲覧履歴
前身誌

合成繊維研究

後続誌

高分子論文集

feedback
Top