30 巻 (1973) 333 号 p. 5-12
31らせんを有するアイソタクチックポリスチレンの主鎖αおよびβプロトン, 側鎖フェニル基のオルト, メタ, パラプロトンのすべてにつき環電流効果とC-C軸およびC-φ (フェニル基) 軸の磁気異方性効果の寄与を11個のモノマー単位から成る連鎖について計算し, 実測値と比較した。ΔxC-C=8.0×10-30cm3esuおよびΔxC-φ=13.0×10-30cm3esuの場合が実測値との一致はよい。βプロトンのうちsynプロトンはantiプロトンよりも高磁場にシフトする。主鎖C-C軸のまわりの回転角への依存を調べると理想的31らせん (0°, 120°) が最もよい結果を与える。側鎖ベンゼン環の回転角への依存はいちじるしくはないが, 主鎖に垂直のモデルは適当である。