この報告に於ては監酸を觸媒として石炭酸 (以後Pにて表す) とフォルムアルデヒド (以後Fにて表す) とを反應させてノヴォラジク樹脂を生成せしめる反應に就て取扱う。さてPとFとをいろんな觸媒の存在下で反應せしめると反應の途中で乳化する。しかし, その乳化點に關してのみを抽出してきていろんな議論がなされてきた。我々はその標な狭い方法を止めて, 乳化點を含む反應系全體を取扱い, 乳化前と乳化後とで反應機構は異るものか, 又乳化點は全反應径路に於てどの様な位置を占めているかを明かにしたので次に述べる。