7 巻 (1950) 66 号 p. 204-207
過硫酸加里を重合觸媒とする醋酸ビニルの乳化重合に於て, 種々の還元剤を媒賦活剤として使用し室温で乳化重合せしめた。賦活剤としてチオ硫酸曹達, 酸性亜硫酸曹達, 硫酸鐵, 亜硫酸曹達, 硼砂及び還元鐵粉が有効である事を知つた。亜硫酸曹達を使用した場合の静置乳化重合速度を使用しない場合と比較した。最後に硫酸鐵と蓚酸とを併用する場合に就て觸媒並びに賦活剤の使用量と重合速度及び重合度との關係を調べた。室温数時間の撹拌乳化重合でポリビニルアルコールとしての重合度約1, 500乃至2, 000を與える重合物を平均90%の收率で得る條件を見出した。