高分子化學
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酢酸ビニル気相合成の研究
第8報接触反応機構について
古川 淳二小笹 英夫山下 晋三
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9 巻 (1952) 88 号 p. 240-246

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抄録

酢酸亜鉛-活性炭触媒による気相合成を行い, 反応遠慶が酢酸濃度に関係なく, アセチレン濃度に比例するすることを認め, またこの活性化エネルギーがアセチレンガス単独の触媒に対する吸着速度より求めた活性化エネルギーと一致して, いずれも20Kcal/molを与えることを認めた。また, 酢酸亜鉛量は炭によって相違するが, ツルミコールの場合では, 活性炭1l当り1モルが最適で, この時アセチレンの吸着速度も最大となる。
この結果, アセチレンが酢酸亜鉛と活性錯化合物 [HC+=CH-Z-n (OAc) 2] を作り, この反応が律速段階で次にアセチル基のビニル基への転位が速やかに起ると結論した。またアセチレンの吸着速度より触媒性能の簡易検定法を発案した。

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