9 巻 (1952) 92 号 p. 461-468
J. J. Bernard氏は樹脂加工に際してモノメチロール尿素を多量に含む初期縮合物はCuringに時間を長く要し, またジメチロール尿素が多量にすぎると加工布の引裂強度, 摩擦抵抗を弱める原因をなすと述べている。かかる点からしても前報のごとくメチロール尿素中のモノ, ジの各量を知ることは, 樹脂加工上大いに必要なことであるが, 筆者らは前述のK1, K2を用い平衡下の残存ホルマリン量を実測するのみにてモノ, ジの各メチロル尿素の生成量を知る理論式を見出した。一方, 生成メチロール尿素の総量を測り, また前述した平衡下の残存ホルマリン量を知ることによってモノ, ジ生成量の各実測値を求め, これによって理論式の適否を確めた。
またトリメチロール尿素の生成を考慮に入れた場合に関しても少し言及する。