高分子論文集
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DTA法によるメチルセルロース-NaCl水溶液系の相平衡
馬場 義博影本 彰弘
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31 巻 (1974) 8 号 p. 528-530

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抄録

前報において, ポリマー溶液用に試作した示差熱分析 (DTA) 装置を用いて, メチルセルロース水溶液の相平衡を研究した。その結果, この系は温度上昇とともに2相に分離する。本報において, メチルセルロース-NaCl水溶液系の相平衡を前報で発表したDTA装置を用いて追求した。この系において, メチルセルロース-水系と同様に, DTA曲線はS字曲線を示し, また低臨界溶解温度 (LCST) が存在することを見いだした。このLCSTはメチルセルロース-水系より低温で, NaCl濃度の増加とともに減少する。またこの系でのエンタルピーパラメータκ1およびエントロピーパラメータψ1は正の値を示し, NaCl濃度とともに減少する。

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