主鎖中にエチレンジアミン四酢酸構造を含む新しいポリアミドのキレート形成性について予備的に検討した. ヘキサメチレンジアミンから誘導される水溶性のポリアミド (PAA-H) とビス (4-アミノフェニル) エーテルから得られる水に不溶性のポリアミド (PAA-E) は, pH滴定およびUVスペクトルによって, Cu2+, Fe3+などの金属イオンとキレートを形成することが確認された. PAA-HとCu2+は, 連続変化法により求めると, 1: 1組成のキレートを形成している. PAA-EのCu2+交換能は鋭敏なpH依存性を示し, pH7.0で極大となる. PAA-Eの最大交換能はCu2+について1.04meq/gであった.