高分子論文集
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プラスチックの切削仕上面あらさと摩耗
鴨川 昭夫
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35 巻 (1978) 1 号 p. 15-20

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抄録

この研究は, 黄銅; アクリル樹脂; エポキシ樹脂; ポリアミド樹脂の切削仕上面あらさと摩耗との関係を明らかにする. このため切削によって作られたプラスチックの三角形の仕上面あらさを変えて繰返し摩耗と横すべり摩耗の実験を行った. その結果 (1) 繰返し摩耗において, あらさが大きいと, 摩耗は多い. (2) 摩耗量とあらさは, あらさの高さの大きさと摩擦方向の力で表されるモーメントに支配される, すなわちモーメントが大きいと摩耗は大きくなる. (3) 繰返し摩耗試験から黄銅対アクリル樹脂の摩耗はアクリル樹脂対アクリル樹脂の摩耗より大きく, またアクリル樹脂対エポキシ樹脂の摩耗はそれらの三つの摩耗の中で極めて小さいことが明らかになった.

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© 社団法人 高分子学会
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