精製ヒマシ油と5種のジイソシアネート (TDI, MDI, NDI, HDI, XDI) から合成したポリウレタンを80℃, 95%RHで処理し, その有効網目密度, 硬さおよびベンゼン可溶部の変化を測定した. 有効網目密度は応力-歪関係より求めた. この有効網目密度と膨潤度より, Flory-Rehnerの式を用いて, ポリマー溶媒相互作用パラメーターを計算した. 得られた結果は次のとおりである. (1) 芳香族ポリウレタンは脂肪族ポリウレタンより, 湿熱処理に対して安定である. (2) 硬化促進剤, トリエチレンジアミンおよびジブチルスズジラウレートは分解促進作用をもつ. (3) ポリウレタンの湿熱分解は自触的である. (4) ヒマシ油系ポリウレタン-ベンゼン系の相互作用パラメーターは, 湿熱分解の進行に伴って増大する.