高分子論文集
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分散系複合高分子溶融体の特異流動挙動に対する温度の影響
笠島 正行伊藤 勝彦菅沼 彰国井 大蔵
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38 巻 (1981) 4 号 p. 253-259

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抄録

グレードの異なる2種類のポリスチレン (PS) 樹脂と高密度ポリエチレン (HDPE) 樹脂をそれぞれ組み合わせた分散系複合高分子溶融体の特異流動挙動と温度との関係を測定し検酎した. 混合率 (c) =0.75の流動特性曲線とPS単一成分試料の曲線とが交差する. その現象は温度が高くなるにしたがって高いせん断速度 (γw) で生じ, 特異流動挙動が生じるγw領域も広くなる. これらは流動性の良い方のPSとHDPEを組み合わせた場合の方が顕著に生じ, しかも特異流動挙動は温度が高くなると測定したγw全領域にわたって生じる. 各組合せ試料とも流動性における加成性が成立せず, 混合試料の流動性はHDPEと流動性の良くないPSを組み合わせた場合, c=0.50以下ではHDPB成分の流動性に支配される. それ以上のc範囲と流動性の良いPSとHDPEを組み合わせた場合の全c範囲で, PS成分の流動特性に支配された挙動をし, その傾向は温度が高くなるに従って顕著になる.

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© 社団法人 高分子学会
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